パソコンボランティア入門

第2回目 4月27日(土)10:00-12:00

第2回パソコンボランティア入門セミナーが4月27日、横浜ラポールで開かれました。
今回は肢体不自由の方に適したパソコンの支援方法や支援器機を畠中規(ただし)先生(横浜市総合リハビリテーションセンター)にお話して頂きました。

<目次>

畠中規先生のお話 | あゆのパソボラレポート | レポートその2 |

レポートその3 | レポートその4 |
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■畠中先生のお話

講義の要点

1.パソコン操作支援の諸要素
2.疾患の特性とパソコン操作における障害
3.パソコン(含む福祉機器)の導入の実例と留意点
4.福祉制度利用について

講義の記録(テープをおこしました)

静かな雰囲気の中お話がすすみましたが、受講される人達は皆さん、とても熱心にメモをとっていらっしゃる方達が多かったです。

パソコンの入力支援器機も用意してもらったので、講義終了後はそのまわりに皆さんが集まり、畠中さんにいろいろ質問されていました。
実際に触れたりできる物があるとより関心をもってもらえたようです。

私は畠中さんが講義の前に、
「一番大切なのは、支援を求めている人が何を欲しているのか理解する事」
「パソコン等進化の早い技術面ではとくに人とのネットワークが大切。
自分1人のできる事は限られているし、それぞれの得意な分野があるので、紹介をしたりする事も大切なサポート」

とはなされていた事が心に残りました。

畠中規先生のお話される様子 プロフィール

畠中 規(はたけなか ただし)
現在、横浜市泥亀福祉機器支援センターにセンター長、および工学技師として勤務。
横浜市リハビリテーション事業団に就職してはや10年目。
主にコミュニケーション機器、パソコン操作支援、環境制御装置などの導入と研究開発に携わる。
また車いすの国際規格制定にも関与。
最終学歴、アメリカ・カリフォルニア州立大学・生体医用工学修士課程卒。

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あゆのパソボラレポート

本日パソボラセミナー第2回がありました。
抽選では30名だったのですが、参加者は24名でした。

天気もいいし、キャンセルも少ないと思ったのですが、無断欠席の人もいて、ちょっぴり悲しい気持ちでした。

代表の小川さんから挨拶のあと、畠中先生(今回の講師・横浜市総合リハビリテーションセンター)の公演が始まりました。

代表、小川さんの挨拶の様子

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レポートその2

肢体障害の人にも、いろんな種類があって、その人個人に合わせて必要なツールや援助が違うこと、一概にこれというものはないと言うことから始まりました。
具体的に、パワーポイントを使いながら、こういった障害の人は、こういうのを使ったことがありますと、判例を見ながら、実際の周辺機器援助ツールの説明などがありました。
マウスがボタンのもの、ジョイスティックになっているもの、キーボードにカバーをつけたほうが、使いやすい人がいると言うことです。

このとき、腕が上がらないあゆには、もし援助すると言うなら、どうするんだろうと思って、ちょっと意地悪な質問も思いついたんですが、
それはやめておきました。
実際使ってるものは、ユーザー補助の固定キーだけなんですけどね。

畠中先生のお話の様子2    援助ツールの説明を受けている様子

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レポートその3

そしてパソボラっていうのは、どうしよう?というとき、手助けになれるプロではなく、仲間というのが大切だと、あゆは思いました。
自分の体はこうなんだけど、PCがしたい。
でもどうしたら…っていうときに、こういうトコに相談するといいよって、そんな存在が、実は本当は一番必要なのかなとも。
だって、ツールは病院とかで相談すれば、ゲット方法が分かるんですものね。
パソボラは「病院だよ」っていう役割とかができるために、知識をつけてて無駄ではないとも思いました。

とてもまじめに受講されてる方が多く、ペンの音が響いてました。
でも”障害を持った人に”って肩肘張らず、だったらこうだねって言えるような人になって欲しいなぁっていうのが、
見てて思ったことです。

通訳の方たち    受け付けの方たち

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レポートその4

お昼は先生と雑談をしながら、いろいろお話しをして、有意義に過ごせて、楽しかったデス。

午後にはDNYのPC相談会ツアーで見ながらお手伝いしてみて、新たなる発見が続出。
クリックや、ダブルクリックの難しさ。(マウス上の左クリックボタンの位置が分からなかったり、手元を見てクリックすると、ずれてしまったり)
ポインタの位置。(白カーソルの場合、白い背景だと分からなくなってしまう)
ウインドウの文字の大きさ。(なんて書いてあるか分からず、混乱してる)
スペースの関係で、車椅子の人がサポートするのが難しかったこと。
気づくことはたくさんありました。
反省会、その後のピアネットメンバーでのミーティング(?)も、あゆにとって大きな経験となりました。

相談会の様子

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