「知的障害などのある方に必要なツール・援助」と題して神奈川県社会福祉士会KACSWネットワーク相談室 斎藤 憲磁さん、
「聴覚障害のある方に必要なツール・援助」と題して社団法人日本フィランソロピー協会 アニモネットワークサークル推進室北原 真帆さん。
今回もピアネットなどのメーリングリストから、会場の様子をレポートしてもらいます。
講師の齋藤さんからも書き込みをいただきました。
北原さんのようすは、数秒のビデオで雰囲気をお伝えします。
神奈川県社会福祉士会KACSWネットワーク相談室 斎藤 憲磁
1. 障害の分類を知ろう
a. 「障害」って?
2. 障害分類:ICIDH分類からICF分類へ
1. 知的障害者とは
a. 知的障害って?
2. 知的障害者とパソコン
a. 知的障害者とパソコンの存在
b. パソコンはツール
3. 現場のプロが考えるパソコンの利用
a. 自分で操作でできる場合
b. 自分で操作できない場合
c. クローズではない社会参加の一つとして考えたい
d. どこまで興味を持つか
4. 具体的な援助とボランティア
a. 大切なことは?
(参考) E-Mail(個人) js1kcq@sf.airnet.ne.jp
社団法人神奈川県社会福祉士会 http://www.kacsw.or.jp/
講師:社団法人日本フィランソロピー協会
アニモネットワークサークル推進室 北原 真帆(きたはら まほ)
1. 聴覚障害とは
(1) 聴覚障害者の種類
(2) 「きこえ」の役割
(3) 一般的な留意点
(4) コミュニケーション方法
2.聴覚障害者とパソコンボランティア
3.アニモネットワークサークルのご紹介
件名 : [psv-semi] 第4回パソボラセミナーレポート
送信日時 : 2002年 6月 25日 火曜日 0:45 PM
差出人 : Umi-Senpuhji
あゆです☆
怒涛の(?)パソボラセミナー入門レポート状態ですが、最終回もがんばって書いちゃいます。
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知的障害者などのある方に必要なツール・援助
聴覚障害者のある方に必要なツール・援助
梅雨の中盤に最終回と言うころに、あゆはまた不安になりながら「どうしよっかなぁ」と、思ってたある日の夜。
プライベートメルアドに着信通知がケータイにきて、受信してみるとNATHUMIさんから。
”今度はmontyさんの代わりにお迎えに参ります”
先に手を打たれ、いやぁ参った×2と思いつつ、 しっかりお願いしてしまいました。どうも今後「あゆ、雨降ったらいけない…」と言わせんばかりに、
『迎えに行くから雨降っても来いよ!』と言う、先手が打たれていく傾向にあるようです。(^^;)
当日になってさすがに3回こなしただけあって、スムーズに準備が整っていき、見る見る会場が出来上がります。
いつも「もうちょっと待って〜」と言ってた受付準備も、会場時間を遅らせることなく、時間通りにスタート!
なんともあゆ本人が一番びっくりです。
連係プレーもさすがになれたんですが、今回は当選者数が54名と多い!!名簿も3枚の用紙に渡っていて、
なかなか名前が見つかりません。う〜ん、今後はあいうえお順がいいな…。実際には出席33名、欠席21名で、全回出席は2名いらっしゃったようです。
セミナー開始の挨拶中、受付では初ミス!?と言うピンチに。どうしてもハガキの数&お金と名簿人数が合わない!
アセアセしてる時に小川さんの「今後、技術などふくめた交流会をやって第1回講師はあゆちゃんに…」なんて、
急に振られて思わず大きな声でワケ分からず「はいっ!」と、返事しかできず。いったい何の話だったんだろう?と、
あとから聴いて分かったのです。
そんな大役できないよぉ〜っ。今回のセミナーでは毎回あゆに話が振られて、どうにもできないじゃありませんかっ。
…と、あゆのの〜みそは極限にグルグルでした。その後チェック漏れした人が分かってよかったんですけどね。
セミナーは前半知的障害などある方についてのお話。後半は聴覚障害の方についてのお話。お二方とも対称的であり、
個性的な講演でした。
知的障害の方って言うのは、あゆのすぐ近くにはほとんどいません。だから、けっこう漠然としていたのですが、
あゆが難しく考えたら一番良くないと言うことが、今回よく分かりました。あゆは難しい言葉は一切分からないので、
自分的に解釈してるんですが、「なぁ〜んだ、一緒に楽しめばいいんじゃん。」って言う感じでした。だって楽しくなかったら、
誰もがヤル気なくなっちゃうから。それがちょっとだけ、極端なんだよねって。
聴覚障害の方って言うのは、あゆの周りにちょっぴりいます。ずっと年上の方が多いから、
同じ年くらいの女の子の友達がほしいなって思うんですけど。そう言う人たちが困る事って、
始まりは楽なんだけど、電話で問い合わせたりができなかったり。情報収集が難しいんですよね。
また、文章が長くなると理解しにくい(小さなころから、耳からの文章で情報で得ることがないから)らしいので、
専門書ももっと簡単にできればいいのになって、そんな風に言われたことがあったから、
サポートしてあげる側が相手とコミュニケーションが取れれば、相手も安心していろいろ聞けるしがんばる気になれるんだなって思います。
あとはみんなと一緒って言うのも、理解しやすいと思います。だってPCの音量切ってやっていれば、同じような状況ですもの。
どうもこのセミナー4回と言うのは、打ち合わせしたかのごとく、理論的な話の組み立てで進める方、崩した口調で分かりやすくの方、
サンドイッチ状態で進んでいき、全回出席した方が見たら、面白かっただろうなぁと、思います。どうしても以前の資料がほしいといって、
ちょうど持っていた方から、強引にもらっていく方もいたので、HPから資料のダウンロードとかできるようになるといいですね。
また、要綱をちょっと勘違いされて着てる方もいるので、”パソボラになりたい人へ”など、改めてくっつけないと、
ズレた質問をして帰られる方もいるので、今後やるのだったら、サブテーマ的なものが全回統一して必要だと思います。
また、今回は関係してるような方が多かったので、もっと一般の人に広められるように、メディア等使えて広報できれば、
もっと世の中の人にアピールできて、パソボラの存在含め、障害を持っている人も参加できるという、
大きな意味でも理解も求められていいのになって、思いました。
さてさて、この日はDNYのパソコン相談会もありました。なんと人手が足りないからと、最初からあゆが人数に入っていたり、
新しいことだったのですが、始めてみれば相談員は多いし、ふにゃ?と、あゆの思ってた状況とずいぶん変わって行きました。
流れも分からず手探りで一生懸命がんばったのですが、周りの人にサポートされながら、
一生懸命聞いてくださる方にあゆも一生懸命返しをしました。
「あなたのように親身になって聞いてくれる人がいないんだよね。ありがとう。」って、最後に言われた時は、すっごく嬉しかったです☆またおばあちゃんが息子さんと、メールをやりたいのに接続できないと、
ピッチとノートPCを持ってきてくれた時、”これはなんとしてでもつないであげたい!!”と、がんばりました。
実際ピアサロンやweb自主勉強会で、ピッチ接続は失敗ばかりだったので、本当は自信がなかったんです。
でもこういう時の力ってすごいですね。繋がった時、そのおばあちゃんと一緒に喜んでしまいました!原因は”アカウント”と言う名前で書類は送られてきていて、実際打ち込むには”ユーザー名”となっていたのが混乱だったようです。
そうだよなぁ、なんてややっこしいんだろうって、いつかあゆも思ってました。あゆとしても勉強になったし、
嬉しいことがあってよかったです。
その後に反省会、親睦会へと行きました。昔のPCについて話があったり、あゆにはついてイケナイ話も多かったのですが、
楽しく過ごせました。
イベント後でなくちゃ見れない素顔みたいなものもありますからね。
二次会へ行った方もいらっしゃいましたが、あんまり遅くなるとよくないので、あゆはそこでお別れしました。
あゆは当日と、後日報告しかできませんでしたが、企画・お膳立てから最後まで、いろんな方々の力で、出来上がったカタチだと思います。そんな中に加えてもらえて嬉しいと共に、みなさん、どうもありがとうございました。
おつかれさまでした〜☆
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・・・ふにゃ〜
やっと全部書き終えられたにゃ。c=(ー。ー)ふぅ
>From あゆ
左から 藤田さん、あゆちゃん、冨谷さん
件名 : [psv-semi] 第4回セミナー出席状況&感想(tomiya)
送信日時 : 2002年 6月 25日 火曜日 10:52 AM
差出人 : TOMIYA Tomoko
ピアネット冨谷です。
みなさま、お疲れ様でした。みんなで協力しあって、無事4回終えることができ、とてもよかったですね。
さて、まずは、第4回の出席状況をご報告いたします。内容は、われらがアイドル、あゆちゃんがまとめてくれました。
(あゆちゃんからは当日のうちにもらっていましたが、
流すのが遅くなってすみません!!)
出席者 33名(当日とびこみの1名を含む)
欠席 12名
無断欠席 9名
今回のセミナーを通して、申し込みや抽選方法等々、いろいろ勉強になりましたね。
今後またこういう機会があった時に生かしていきたいです。
では、以下はセミナーの私の感想です。
今回は、準備の段階から少しかかわったので、当日、スムーズに行くかちょっと緊張していました。
でも、会場にいったら、みなさん、なれていて、さっさと各自の仕事を進められて、それをみていたら、
落ち着いていきました。お二人の講師もとても気さくな方で、また、
今回のパソボラ代表のお二人がなごやかな雰囲気で対応してくださっていました。
セミナーが始まり、ピアネット代表の挨拶で、いきなり、今、DNY代表とした話ということで、
今後、相談会のある日の午前中にパソボラ技術交流会のようなものをやっていきたいという話がでてびっくり。
でも、それっていい!とすぐ思いました。
さて、講演に関してですが、知的障害関連の齋藤さんのお話は学術的で勉強になりました。
障害分類でICIDHはよく聞きますが、ICFというのは初めて聞きました。また、
知的障害者が自分で契約できない場合の成年後見人の話なども興味深かったです。
パソコンの利用としては、自分で操作できる方であれば、一般の方と同様に、
自己表現のツールとしてあるいは情報収集などとして利用。また、自分で操作できない場合には、
書いた絵をスキャンしてインターネットギャラリーなどというのも、実際に行われているという話がありました。
また、実際に知的障害の方の対応をする中で、スプーンを持って食べ物を口に運ぶことを教えるのに3年かかったというお話、
あるいは、必要とされることを最小限の手助けで、できるだけ見守る姿勢で、というのを聞き、
根気のいる大変なことだと感じました。
聴覚障害関連の北原さんのお話では、日常体験に基づいたお話が多く、 とてもイメージしやすく、楽しく聞くことができました。尚、
聴覚障害の方のためのパソコンツールというのは特別なものはないようです。お話の中で、印象に残ったのは、聴覚障害の方といっしょにカラオケにいった話や、カラオケをしながら手話の練習をした話や、聴覚障害の方が阿波踊りを楽しむことができるなどといった話です。
あまり先入感を持って気にしすぎず、でもはっきりと話したり、わかりにくければ別の形で伝えるなどといったことを気をつければ、
うまく聴覚障害の方と付き合っていけるのだと感じました。
午後はセミナー参加者の中から10名弱の方が、パソコン相談会&IT体験会を見学され、
そのツアーについていきました。みなさん、熱心に質問をされ、相談会の内側に入って様子をみたり、
IT体験では実際にサポートされたりしました。
ということで、無事終わりました。私は4回中、3回は講演をきくことができましたが、
現場のお話が聞けたり、普段みられないような補助機器の実物をみることができたり、
さまざまな情報を得ることができ、とても有意義でした。聞けなかった分はテープ起こしを楽しみにしています。
また、このセミナーをきっかけに神奈川パソボラメーリングリストができましたが、さらに、今後につなげていくために、パソボラ代表お二人が、考えている技術交流会?で、再び、仲間に会えることを楽しみにしています。
ということで、長くなってすみません。それから、後で北原さんに伺ったのですが、本当は聴覚障害の方が阿波踊りをされている様子などのビデオも用意されていたけれど、時間の都合で使えなかったとのこと、残念!また何かの機会に見せていただきたいなと思いました。
では、みなさま、またお会いしましょ〜。
お疲れ様でした。
ではでは。
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冨谷 智子 TOMIYA Tomoko
e-mail tomiya-t@rmail.plala.or.jp
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件名 : [peernet:01804] Re: 第4回セミナー感想
送信日時 : 2002年 6月 25日 火曜日 9:32 PM
差出人 : Kenji Saito
皆様
斎藤@神奈川県社会福祉士会です。
セミナーお疲れさまでした。私も大変勉強になりました。
あらためて自分の話を思い起こすと、ひどいものだと……。知的障害については、ツールなどは特に特別なものはないとはっきり言うつもりだったんですが、しっかり言い忘れました。申し訳ありません。
さて、以下については、私なりの補足です。報告書などにもし付け加えていただけるのならば、以下のことを加えていただけると助かります。
知的障害だけでなく、精神障害の方への援助も大切なことは、最後の2枚のスライドが全てです。
(障害の特性を理解することあわせて)
大切なことは
まず相手と仲良くなることから主役はサポートを受ける側何をしたら良いか?
必要とされることを最小限の手助けで!
できるだけ「見守る」姿勢で!
そして
のん気・根気・元気・やる気 と じっくりと・ゆったりと
時間配分を途中で狂わしてしまったので、さらっとしか語れませんでしたが、このことを本当は一番話したかった……。